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在宅日誌 2021/01/19

大阪ファルマプランの施設在宅

 1月14日(木)に在宅委員会担当の部会(学習会)を開催しました。テーマは「施設在宅」。大阪ファルマプランの在宅業務は、個人宅が中心で、施設在宅は全体の22%ほどしか行っていないのですが、施設になると薬の管理の中心が施設スタッフになったり、個人宅とは違う形の他職種との連携があったりと、「施設在宅」ならではの工夫と苦労があります。

 今回は3店舗が「施設在宅」の事例紹介をしました。薬局は2週間から1ヶ月分を施設に持っていき、お薬カレンダーや配薬BOXにセットしますが、実際に患者さんに配薬するのは施設の職員の方になります。

 

 

 

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他の薬局と共有の配薬用の引き出し       中は手前から朝昼夕…と入れていく

 

 

配薬カート、お薬カレンダー以外にもケースで管理している場合も…

 

 

 

 規模にもよりますが、10名程度から多ければ60名近い入居者を数名の職員でケアしています。施設の職員が管理しやすい調剤方法や環境の整備、どの職員がやっても配薬ミスがおこらないような工夫が必須です。基本は全て一包化で、同じタイミングで服用する粉薬や一包化にできない錠剤などは一つ一つ、一包化したものにホッチキスで止めていくので、手間と時間が膨大です。

←粉薬のパッケージに一つ一つ患者さんの名前と服用の日付が書いてあるラベルを貼ることも…

 

 

 

 

 


1回の訪問の荷物量

 

 在宅医療を担う薬剤師は、高齢化社会の中で患者さんの「住まい」に合わせた活動が必要になします。そして、「治す」だけではなく、「治し、支える医療」に寄り添えるような薬剤師になれるよう知識と経験を積んでいかなければならないかもしれませんね。

 

在宅委員会