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薬剤師一口メモ 2017/06/23

アレルギー性鼻炎

アレルギー性鼻炎は、発作性反復性のくしゃみ、鼻水、鼻づまりを3主徴とする疾患です。

 原因物質と好発時期により、通年制アレルギー性鼻炎(ハウスダスト・ダニなど)季節性アレルギー性鼻炎(多くは花粉症)に分類されています。

 花粉症の原因植物としてヒノキ科・イネ科・ヨモギ属ブタクサ属などがあり、花粉の飛ぶ時期は開花時期によりますが、初春のスギ・ヒノキ科にはじまり、初夏にイネ科、秋にヨモギ属・ブタクサ属等とはばひろい季節で起こることがあります。

 薬の開始時期ですが、重症の方は飛散予測日あるいは1週ほど前からがよいとされ、症状が発現したらすぐに開始することが推奨されています。

 治療は、まず原因物質をできるだけ、取り除くことや回避することが重要です。内服薬は抗アレルギー剤が主として使用され、ステロイドの点鼻薬も使用することがあります。症状がひどい場合は飲み薬を重ねたり、時にはステロイドの内服剤を使用することがあります。抗アレルギー剤も昔に比べ眠気の少なくなったものがありますので、受診時にご相談ください。