「フレイル」という言葉を聞いたことはありますか？

フレイルとは、年齢を重ねることによる体力低下や精神機能の低下、社会との繋がりの低下によって、心と体が弱った状態になることを指します。加齢に伴う活動量の低下、筋力低下、慢性的な疾患、家族や地域との関係など、様々な要因が絡み合ってフレイルは進行していきます。また、飲んでいる薬の数が多い人ほどフレイルになりやすいという報告もあります。

「以前と比べて食欲がなく、体重も落ちてきた」「外に出るのが面倒で家にこもりがち」「大きな錠剤が飲みこみにくくなった」といった方は、フレイルの状態になっている可能性があります。

フレイル予防には、栄養・運動・社会参加の３つをバランスよく行うことが重要です。栄養面では、特にタンパク質を摂ることが大切だと言われています。また、社会からの孤立もフレイルになる原因の１つと言われています。フレイル予防のためにも、友の会のような地域の集まりには積極的に参加してみましょう。

フレイル（虚弱）予防で健康を守ろう！

あおぞら薬局
(健康の友2024年2月号)