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薬剤師一口メモ 2015/06/01

帯状疱疹とは??

 帯状疱疹(たいじょうほうしん)は、体の片側に起きる強い痛みと、帯状の赤み、湿疹、水ぶくれが特徴で、子供の頃に罹る水疱瘡(みずぼうそう)のウイルスが原因で起こります。このウイルスは、水疱瘡が治っても体内の神経に潜み、過労や病気などで免疫力が低下すると活動を始め、神経と皮膚を攻撃して帯状疱疹を発症します。

 帯状疱疹の治療はウイルスの増殖を抑える抗ヘルペスウイルス薬を服用し、皮膚症状や痛みなどを和らげ、治るまでの期間を短縮します。さらに皮膚の症状が消えた後も、痛みだけが長期間残る、帯状疱疹後神経痛と言われる後遺症を抑えることも期待されます。痛みや炎症がひどい場合は、痛み止めや塗り薬なども使用することがあります。
 また、抗ヘルペスウイルス薬の飲み薬は、効果が出るまでに2日程かかるため、ウイルスが皮膚や神経に与えるダメージが少ないうちに、つまり症状がでたら早いうちに治療を始めることが重要です。帯状疱疹かなと思ったら、早めにご相談ください。