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薬剤師一口メモ 2023/11/10

坐薬の使い方

坐薬は一般的に「肛門や膣に挿入して、体温や分泌物によって徐々に溶けて作用する薬」のことをいい、「効果発現が早い」「嘔吐・痙攣などの場合でも使用できる」などのメリットがあります。

肛門坐薬の使い方
•排便後、手をよく洗ってから使用します
•使用する直前に包装から取り出し、先の尖った方から挿入します

大人の場合は、中腰か横向きになり足を曲げた状態で挿入し、4分の3ほど挿入した後、立ち上がる(横向きの場合はゆっくり足を伸ばしてもらう)と比較的簡単に挿入できます。

乳幼児の場合は、オムツを替えるときの姿勢で、少し大きな子どもでは四つん這いや立って、お尻を突き出した姿勢をさせて挿入します。

挿入後、すぐに坐薬が出てきた場合は、もう一度同じ坐薬を入れてください。挿入後30分以上たっていれば、ほとんど吸収されていますので、そのまま様子をみてください。

冷所保存の坐薬は冷蔵庫で、室温保存の坐薬は直射日光が当たらない室内で保管しましょう。

 

 

あおぞら薬局
(健康の友2023年11月号)