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薬剤師一口メモ 2007/10/01

便秘のくすり

便秘には、腸疾患などが原因の症候性便秘と、食物繊維不足や運動不足、加齢などによって腹筋が弱くなり、腸の動きが悪くなる弛緩性便秘と、ストレスが原因で腸が過敏になることにより、下痢と便秘を繰り返すけいれん性便秘があります。便秘薬は作用によって、刺激性下剤、浸透性下剤などがあり、作用の強さも違います。刺激性下剤は、大腸を刺激して動きをよくする事により排便を促す、センノシド、ラキソベロン、テレミンソフトなどがあります。浸透性下剤は、水分で腸の内容物を膨らませて、その刺激で排便を促す酸化マグネシウムがあります。便秘の療は、朝食をしっかりとる、食物繊維は多めに、ストレスをためない、適度な運動をするなど、まずは生活改善が大切です。便通の改善がみられたら、薬の量を減し、服用間隔をあけるなど調整し、自然な排便にもっていくようにしましょう。ただし、薬が効きにくくなってきたり、頑固な便秘が続いたりする場合は、一度医師、薬剤師に相談して、原因をきちんと確かめた方が安心です。