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薬剤師一口メモ 2013/02/08

COPD(慢性閉塞性肺疾患)とはどんな病気?

COPDという病気をご存知でしょうか?COPDは、タバコによる気道や肺胞の炎症で生じ、肺の働きが低下します。COPDになると正常な呼吸が困難になり、せき、たん、息切れなどの症状がみられるようになります。COPDにかかる人は年々増え、死亡する方も増えています。今後COPDによる死亡者数は世界的にも増え続けると予想されています。COPDは進行性の病気です。治療を受けずに放置しておくと症状が悪化し、日常生活が著しく制限されます。
 COPDの早期診断には、呼吸機能検査が不可欠です。「肺年齢」は1秒間に吐ける息の量(1秒量)を測定し、性別、年齢、身長から算出される1秒量の標準値と比べて算出します。肺年齢が実年齢を大きく上回って、「肺疾患の疑い」や「COPDの疑い」のある人は、専門医による精密な検査や早期治療が必要となります。薬局ではハイ・チェッカーを使って肺年齢を測定し、COPDを啓発する活動を行っています。COPDは早期に適切な治療を受け、重症化させないことが大切です。