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薬剤師一口メモ 2012/11/01

貧血

貧血の中で最も多いのが鉄欠乏性貧血で、ヘモグロビンの主成分である鉄が不足するものです。鉄と結合して酸素を全身に運ぶので、減少すると全身が酸素不足になってしまいます。鉄は体内でつくることができないため、必要な分を食事から摂取しなくてはなりません。
 貧血の主な症状には動悸・息切れ・疲れやすいなどがありますが、貧血がゆっくり進んだときは自覚症状を感じないこともあります。原因としては慢性的な出血(胃潰瘍・子宮筋腫・多量の月経など)・食生活の鉄不足(食事の偏り)などが考えられます。また、鎮痛剤による胃潰瘍にも注意が必要です。
 治療には鉄剤を使用したり、食事で鉄を補ったりします。貧血は、血液検査で解ります。定期的に健康診断を受けましょう。またバランスの取れた食事を日々摂るように心掛けましょう。サプリメントなどを服用される場合や、食生活の改善に関することはお気軽に薬局にご相談ください。