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薬剤師一口メモ 2012/10/01

お酒の効果と注意点

 「10月は運動会で酒が飲めるゾ~」と陽気になりたい季節ですね。お酒の作用は、①中枢神経に直接作用して、鎮静、睡眠、麻酔作用を示す。②体の血管を拡げて、体温を低下させる。③水の再吸収をするホルモンの働きを間接的に抑えるので、おしっこの回数が多くなる。
 このため、体内の水分が失われ、ナトリウムやカリウムなどはあまり排泄されず、血液に濃縮され、喉の渇きを訴える等があります。お酒を飲むときは、脱水を防ぐために水分を摂ることが必要です。
 また、飲みすぎて感覚が鈍くなりますが、その一歩先には「呼吸抑制」という死を招く危険な副作用が隣接しています。泥酔は大変なことになると肝に銘じ、酒はほどほど、水分は出た分だけしっかりとる事を心がけて下さい。お酒を飲まない「休肝日」さえあれば、たくさん飲んで良いわけではありません。「休肝日」を設けつつ、適度にお酒と秋の味覚を楽しみましょう。