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薬剤師一口メモ 2011/06/04

紫外線と日焼け止めクリーム

皮膚の老化には紫外線が大きく影響します。紫外線には、波長の長さによって、A、B、Cの3種類があります。注意をしないといけないのがAとBで、A紫外線は、皮膚の奥深くまで入り込んで、シワの原因になり、Bは表皮で吸収され炎症を起こし、シミの原因となります。
 UVカット化粧品には、紫外線吸収剤、紫外線を反射させる散乱剤が使われ、紫外線を防いでいます。それらは肌荒れやアレルギーなどのトラブルを起こす原因にもなっています。
 UVカットの商品には、紫外線をどの程度防御できるか表示がされています。B紫外線をカットする効果は、SPFで表され、SPF値の上限が50に設定されており、それ以上は50+と表示することになっています。
一方、紫外線Aに対する防御効果の程度を分類したものが、PAです。一般的には、SPF値が大きく、PA分類の+が多いほど紫外線防御効果が大きいことになりますが、効果の大きいものほど紫外線吸収剤や紫外線散乱剤などの配合量が多くなっています。
日常生活での通常の紫外線であればSPF値5~20・PA+程度で十分です。紫外線量が特に多いのは5~9月の10時~14時で、この時期の15分は、普段の朝や夕方の3時間に匹敵するといわれています。長袖、帽子、日傘、手袋なども合わせて工夫しましょう。