2008.9.28：13:00　薬害肝炎訴訟「被告企業の謝罪を見極める集会」に参加

　薬害肝炎裁判原告団と㈱田辺三菱製薬と㈱ベネシスの合意・調印の瞬間を見極める集会に参加してきました。原告団はこの日を「スタート」と位置づけています。基本合意書には、企業が責任を認めて謝罪、再び薬害を起こさないための
善、最大の努力を払うこと、恒久対策として被害者全員の救済、治療の前進、
継続的審議の場の設定などが盛り込まれています。今までの薬害の中で、継続
的審議がなされているのは「サリドマイド被害」だけだそうです。画期的な合意文書です。マスコミのニュースではわかりませんでしたが、原告団と社長は初めての対面であったにもかかわらず、社長は原告の方と眼を合わせることはありませんでした。
　これからは司法の限界を超えて、国、企業との対話の中で解決を図っていくこ
とになります。今こそ企業は社会への責任を果たし、強い倫理観をもって真撃に向かってほしいと心から思いました。

あおぞら薬局　奥村　禮子