在宅日誌
2012/03/22
退院時カンファレンスに参加して
そよかぜ薬局では薬剤訪問を20名ほど担当しています。その中の一人の患者さまが昨年12月末にインフルエンザで入院されました。その後なかなか退院の知らせがこないので心配していましたが、3月中旬にケアマネージャーから連絡があり、近々退院されるため、退院に向けてのカンファレンスを行うので是非参加してほしいと依頼がありました。
退院時カンファレンスには、患者様、病棟看護師、ヘルパー、往診担当の看護師、ケアマネージャーなどが参加していました。
カンファレンスの内容は入院中の様子や退院してからの生活をどのようにサポートしていくか話し合われました。この患者様は入院中、ひどい腰痛が発生し思うように身動きが取れない状態になっていました。その後リハビリの甲斐があり、徐々に回復され、押し車を使って一人で歩けるようにまでなったため退院となりました。
ご家族の元で一緒に暮らすという提案もありましたが、ご本人の強い希望で独り暮らしを継続することになりました。患者様がどこまでできて何をサポートするかなど細かく話し合いが進められました。介護保険の制度の改定もあり全て希望にこたえることはできませんでしたが、ケアマネージャーは患者様の希望に少しでも応えられるように奮闘されていました。薬剤師も患者様の生活を支える一人になれればと思っています。