在宅日誌
2009/02/23
褥(じょく)瘡(そう)のとりくみ
今回は、そよかぜ薬局から「褥瘡のとりくみ」について報告します。
以前から、訪問看護の看護師や、診療所の看護師からの褥瘡処置についての相談が時々ありましたが、実際に創を見ていないことや、教科書的な知識しかないため、なかなかよきアドバイスができず、申し訳なく思っていました。”褥瘡は実際にみてみないとわからない”ということになり、看護師の訪問時や往診時に合わせてみに行くことにしました。
最初は毎回、こちらから連絡しないと忘れられていることもありましたが、今では看護師から「○○時頃に行くので来てください」と連絡をくれるようになりました。訪問する薬剤師、看護師が決まっていないので、デジカメで写真を撮り、経過がわかるような報告書を作成しました。また、データを蓄積することで、次回に活かせたらいいなと思っています。
訪問看護と診療所との連携をとるために、毎回の報告書を写真もつけてそれぞれに送ることにしました。
現在2件の訪問をしています。一人当たり週2回訪問しています。二人が重なる日もあり、また午前中の忙しい時に行くこともあり、とても大変です。
良くなっていたのが急に悪くなった時は、”何が悪かったのか?””どうしたらいいか?”など、一喜一憂しています。手の硬直からできた創では、手が開かず処置ができないなど困難な事例もあります。でも最初の時の写真と比べ、改善していることが分かると、私たちがこれにかかわれたことがうれしくなります。
褥瘡で困っている患者さまはもっといます。実際にかかわれる患者さまは限られますが、今の方法をよりよいものにしていきたいと思っています。