薬剤師一口メモ
2019/09/09
喉が渇く前にこまめに水分補給を
熱中症や脱水が気になる季節がやってきました。室内でゆっくり過ごしている時でも、体は常に少しずつ汗をかいて水分を失っています。喉が渇いていなくても、こまめに水分を補給してください。水分の補給には、カフェインを含まない麦茶や水などが適しています。
温度湿度が高いと、暑くても汗をかけず、体に熱がこもります。暑さの感じ方は人によって違ってきます。暑さを感じなくてもこまめに室温を調節し、部屋の風通しをよくしたり、涼しい衣服を着用するよう心がけましょう。
コンビニやスーパーにはさまざまな熱中症対策の商品が並んでいます。塩飴や経口補水液は、スポーツの後などの大量に汗をかいた時に向いています。スポーツドリンクには、塩分を吸収しやすいように糖が添加されています。普段の水分補給にこれらを飲んでいると、塩分や糖分を摂り過ぎてしまう心配があります。塩分や糖分を制限されている方は、薬剤師に相談して下さい。
あおぞら薬局
(健康の友2019年8月号)