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薬剤師一口メモ 2008/06/01

ステロイド外用薬とは?

ステロイド外用薬は、赤みや腫れ(炎症)、湿疹などに使われます。その効果の強さによって5段階に分類され、剤型も軟膏やクリーム、ローションなど様々なものがあります。

薬の選択は、患部の症状や部位、年齢などを考慮して行われます。例えば、顔や首、外陰部など皮膚の薄いところは、薬剤の吸収が良いため、弱めのものを使用したりします。強くすりこまずなでるようにして、指示された回数だけ塗って下さい。

副作用としては、皮膚が薄くなる、赤みが増す、にきびができやすくなる、皮膚の感染症にかかりやすくなるなど局所的なものと、長期・大量に使用することで、まれに副腎皮質機能抑制など全身的なものが起こることがあります。

よく効くからといって、自己判断で間違った塗り方をすると副作用が起こりやすくなります。逆に、副作用に対する恐怖感から使用をためらう人も多いようですが、決められた使用部位、回数、量を守って正しく使えば、安全に効果的に使用することができます。