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薬剤師一口メモ 2008/03/01

花粉症のお薬

今春の花粉飛散量は早く昨年に比べると東日本で1.5~3倍、西日本ではほぼ去年並みと予測(厚生労働省調べ)されています。

花粉症(アレルギー性鼻炎・結膜炎)は鼻や眼の粘膜へ付着した花粉へのアレルギー反応が原因です。花粉症の治療には、自然治癒(花粉除去と回避)・薬物療法・特異的免疫療法・手術などがあります。薬物療法には化学伝達物質遊離抑制薬・抗ヒスタミン薬の内服・点眼・鼻噴霧やステロイド剤の鼻噴霧、症状が重ければ短期間のステロイド剤内服も行われます。抗ヒスタミン薬は眠気や口の渇きが出る欠点がありましたが、現在この欠点を少なくし、連用により改善率も上昇させた薬も処方されていますので詳しくは薬局窓口でご相談ください。

服薬のタイミングは「花粉が飛び始める2週間前から」予防的な薬物治療によりアレルギー症状を遅らせたり症状が軽減する報告があります。また日常生活では花粉飛散予測を元に花粉回避のためにマスク・うがい・めがね装着の工夫や帰宅時の衣類のブラッシングや鼻洗浄も効果的です。