みなさん「私は頭痛もちだ！だから頭痛がしたら薬を飲むぞ！」と言って、頭痛がするたびに市販薬を飲んでいませんか？頭痛の種類には群発頭痛、緊張型頭痛、片頭痛などがあり、種類によってはきちんと検査をして治療することが大切です。

今回は、頭痛の中でも片頭痛について説明します。

片頭痛の症状は目がチカチカする、片側だけ頭痛がし、そこから両側へと広がっていく、脈打つような痛み、頭痛時に吐き気がする、体を動かすと痛みが増すなどです。誘発因子はストレス、天候の変化、炎天、睡眠不足・睡眠過多、カフェインなどがあります。

これらの症状や誘発因子は、すべての患者さんに当てはまるわけではありませんが、自分がどのような状況で誘発されるかを知っておくことは、片頭痛発作を予防するうえで非常に重要です。

そして、市販薬だと効かなくなってきた、痛み止めを飲む回数や量が増えてきた、いつもの頭痛とは違うなどがあれば、頭痛外来のある病院を受診してみましょう。

あおぞら薬局　(健康の友2024年7月号)