薬剤師一口メモ
2016/04/08
薬は2年に1回安くなっている!?
「薬価」という言葉をご存知でしょうか?「薬価」とは、病院で処方される薬の公定価格のことで、国(厚労省)が価格を決めています。
薬価は2年ごとに見直され、新年度の4月から変わります。ほとんどの薬は引き下げられる傾向にあります(一部高くなる薬もあります)。つまり薬の値段が下がるということです。病院や薬局では、薬代を薬価をもとに計算しています。例えば、1錠10円の薬を、1回1錠、1日3回、7日分の処方で合計210円になり、3割負担だと63円が自己負担分です。この薬の薬価が8円に下がると合計168円となり3割負担だと50円が自己負担分になり、比較すると13円安くなっています。
実際には管理料や調剤料など他の要素もあるためわかりにくいですが、薬代は2年に一度見直されているのです。今年は薬価改定の年です。一度ご自分の薬代を見てみてはいかがでしょう?