薬剤師一口メモ
2023/11/08
腸内環境を健やかに!感染症に負けない体づくりを
新型コロナウィルスへの警戒が続くこの冬、免疫力に大きな注目が集まっています。人の免疫細胞の7割は、腸にあります。その免疫力の向上に、善玉菌も深く関わっていることが近年の研究で分かってきました。
ウィルスや病原菌による感染症から身を守るため、わたしたちの体には病原菌の侵入を食い止める「防御」の仕組みが備わっています。その最初の段階として、目や鼻や口、腸管など、粘膜からの異物侵入を防ぎます。それが「粘膜免疫」です。とりわけ腸はこの防御システムの最重要拠点です。腸内環境が乱れていると免疫力が低下し、風邪をひきやすくなると言われています。腸内環境を整えるには、どうしたらいいでしょうか?まずは、十分な睡眠をとり、暴飲暴食は控えます。食事では、納豆や味噌、ヨーグルト、キムチなどの発酵食品を意識して摂るようにして善玉菌を増やしましょう。また、食物繊維は善玉菌のエサになり腸内環境を活発化させるので合わせて摂りましょう。
あおば薬局
(みんなの健康第385号)