薬剤師一口メモ
2014/05/16
痛み止めの薬のお話
今回は、腰や膝、肩の痛みでお悩みの方の痛み止めの薬の種類や副作用のお話をしたいと思います。
一番多く用いられている痛み止めは、ロキペインやセレコックス、ジクロフェナク等痛みの原因物質が作られるのを抑えて痛みを和らげる薬です。副作用として、胃腸や腎臓に影響を与えることがあります。この他に、リリカやトラムセット等ピリピリ・ジンジンとした痛みに用いられる薬もあります。これは、痛みを伝える物質が過剰に放出されるのを抑えることで痛みを和らげます。副作用として、吐き気や眠気、めまいなどが起こることがあります。また、突然薬を中止すると眠れなくなる・吐き気がする・頭痛・下痢等の症状が現れることがあります。
効果が現れるまで時間がかかるため、自己判断でこの薬を減量したり、止めたりしないで下さい。薬の種類や量は、痛みの種類や程度、副作用の有無等で決めていきます。気になることは、医師・薬剤師にご相談ください。