薬剤師一口メモ
2007/07/02
水虫の薬
夏になると話題になる水虫。薬にはぬり薬と飲み薬があります。ぬり薬には、クリームや液などがあります。クリームの方が皮膚への浸透がいいのでよく使用されています。液は乾きやすく、すっきりとした使用感がありますが、刺激があるので傷があったり患部がジュクジュクしたりする場合には不向きです。
薬をぬる時のポイントは、患部より広めにぬることです。また、お風呂上がりの方が薬が浸透しやすく効果的です。
次に飲み薬ですが、これは爪白癬など、ぬり薬では患部に薬が十分行き届かないような場合に使います。1日1回を継続的に飲むものや、薬を1週間飲んでその後3週間は飲まないというサイクルを繰り返すものがあります。ただし、肝臓に影響することがあるので定期的に血液検査を受けましょう。飲み合わせが悪い場合も多いので、併用薬があれば、医師・薬剤師にご相談ください。
水虫は完治するまでに、症状がよくなってからさらに3か月ほど薬を続ける必要があります。薬を止めてしまわず根気よく続けましょう。最近、スイッチOTCで強力な水虫の薬が市販されていますが、自己判断では使わず、診断を受けてから使用しましょう。