薬剤師一口メモ
2012/02/29
今シーズンの花粉飛散予測と目薬の使い方
2012年大阪の春の花粉の飛散量予測は、大飛散だった昨シーズン(2011年)と比べると50~70%と少なく、例年(2002~2011)の平均に比べると70~90%の見込みです。今回は花粉の季節によく使われる、目薬の正しい使い方を紹介します。
まず、手を石けんできれいに洗います。次に、顔を真上に向け、目薬をもっていない方の人さし指で下まぶたを引いて、あかんべえ状態にします。目薬の容器がまつげやまぶたに触れないようにさした後は1分程度、軽く目頭を押さえ、じっと目を閉じておくのが効果的です。医師より特別な指示がない限り、通常は1回の点眼につき1滴で十分な効果があります。多くさしても目からあふれたり、涙道を通ってのどへ流れ出たりします。
また、さした後に何度もまばたきすると、涙が分泌されて鼻・のどに薬が流れてしまいます。いくつかの目薬を使う場合は、最低5分以上間隔を空けて点眼します。さす順番は目薬の種類によるので医師、または薬剤師に相談しましょう。