薬剤師一口メモ
2007/04/01
良い睡眠とれていますか?
ひとくちに「不眠」といってもその症状は様々で、寝つきが悪いタイプの「入眠障害」、夜中に何度も目が覚めてしまうタイプの「中途覚醒」、睡眠時間のわりには深く眠った感覚が得られないタイプの「熟眠障害」、明け方近くに目が覚めてしまい、そのまま眠れないタイプの「早朝覚醒」に分類されます。
まずは、朝は決まった時間に起きて日光を浴びる、昼寝をする場合は午後3時までに30分以内にするなどの生活習慣の改善を行い、それでも不眠が解消されないときに使われるのが睡眠薬です。
睡眠薬は効き目の持続時間によって超短時間型・短時間型・中間型・長時間型に分類されます。そして、入眠障害には超短時間型、中途覚醒型には中間型というように症状にあわせて選択あるいは組み合わされて使用されます。
「睡眠薬は怖いお薬」という印象が持たれがちですが、昔の睡眠薬に比べて、現在使用されている睡眠薬は安全性も高くなっており、症状に合ったお薬を、正しく使用することで、安心してより良い睡眠をとることが出来るようになります。
最近眠れなくって…という日が続いてしまったら、ぜひお医者さんに相談なさってみてください。