薬剤師一口メモ
2010/08/09
口腔乾燥症(ドライマウス)を知っていますか?
口腔乾燥症は、最近は若い人にも広がっており、推定で八百万人の患者がいるとみられています。
自覚症状は口渇感で、ひどい時には摂食や会話、睡眠などに支障をきたすことがあります。主な原因は、①唾液量が減る(加齢・病気・薬の副作用・ストレスなど)
②唾液の蒸発(口呼吸・いびきなど)
③その他(舌炎、口内炎など)があります。
改善法としては、
㋐原因疾患の治療や、副作用のある薬を中止・減量する。
㋑唾液の分泌を促す薬を服用する。
㋒唾液腺を刺激する。(ガムを噛む・甘みや酸味をとるなど)
㋓口臭の原因にもなる歯周病予防に、口内を清潔に保つ。
㋔口内の保湿を行い、蒸発を防ぐなどがあります。
うがい薬・マスクなどの他にも、保湿剤としては、ジェルタイプのウェットキーピング、スプレータイプのウェットケアなども使われています。
何かご質問がございましたら、薬局までご相談ください。