薬剤師一口メモ
2010/06/17
セルフメディケーションって
直訳すると「自分で病気を治す」という意味ですが、最近では「自らの健康を自分自身で管理する」といった考え方になってきています。このためには日常の体調チェックを行い、自分の体の状態を把握して、生活習慣の見直しをしたり、サプリメントや市販薬を使ったりします。ただ自分勝手にして良いというわけではありません。
例えば市販薬「セデス」という解熱鎮痛薬でも、ピリン系のものと非ピリン系のものがあります。自分の体や症状に合ったものを選べるように、よく薬局で相談することが必要です。また薬の説明書も新しい情報が追加されている場合もあるので必ず読んで下さい。
サプリメントも漫然と使うのではなく、効果がなければ中止してみることも大切です。
セルフメディケーションではサプリメントや市販薬も選択肢の一つですが、自己管理には限界があります。必要に応じて医療機関に受診し、重篤な病気の予防や早期発見につなげることも重要です。