研修・学会
2013/05/17
大阪民医連薬剤部会主催のMMRワクチン薬害の学習会に参加しました
5月16日に大阪民医連薬剤部会主催のMMRワクチン薬害の学習会が開催され、ファルマからも職員と実務実習の学生さんと参加しました。
学習会では、まず薬害委員会の大瀬良さん(大阪ファイン)より、MMRワクチン薬害の歴史と原因、そこから得られた教訓などについて詳細に報告されました。
続いて、MMRワクチン薬害裁判を支援してこられた薬被連の栗原敦さんより「MMRワクチン薬害事件~事件を検証せずに風化させる行政・学界・医療界~」というテーマで、裁判を通して明らかになった当時の厚生省の杜撰な対応や、十分に事件の原因が検証されないまま裁判が終結した問題などについて、現場の薬剤師としてはなかなか得られにくい情報について詳しくお話していただけました。
栗原さんは、MMRワクチン薬害事件の全容を一人でも多くの人に知っていただきたい、そうしなければ時間とともに事件は風化してしまう、ことを強く訴えられていました。
今回の学習会は、薬害問題の本質に迫る内容として大変勉強になったと思います。
報告:廣田憲威