NR・サプリメントグループは日本臨床栄養協会のNR・サプリメントアドバイザーの資格を取っている薬剤師5人で構成され、活動しています。

　日々の相談事例を収集し、話題の商品や特徴的な事例を紹介することで、サプリメントの知識の向上を図ることが主な活動です。サプリメントニュースを発行したり、時には学生実習や地域の方・患者会向けに学習会を開いたりすることもあります。

　薬局の窓口で健康食品やサプリメントの相談を受けた際は専用の用紙を使ってグループに報告してもらっています。2016年から収集しはじめ、現在60件余りの事例が集まりました。

　10月8日に開催された学習会は、今までの活動報告と相談を受けた時の確認事項や指導の事例、アロマテラピーについての3部構成で行いました。

　指導事例では実際に服用中止を勧めた例を示しながら、患者さんの「飲みたい！」という気持ちを否定せずに話をよく聞き、薬剤師として「批判的吟味」の視点で判断することの重要性を職員に伝えました。

アロマテラピーは香りについての成分や使い方など、普段あまり触れることのない分野を紹介しました。

　最後に店頭で取り扱っている商品の紹介と、新たに販売したい商品を扱う場合の注意点、サプリメントの服用実績調査への協力をお願いして終了しました。

　サプリメントや健康食品は世の中には数多く販売され、その時々で流行りもあります。使うとこんなに調子がいい！などという宣伝に目がいってしまい、ついつい頼りたくなってしまうのもわかります。しかし、本当に必要なのか、自分の基礎疾患で飲んでもいいのか、薬との飲み合わせなど、注意することが多いことも忘れずに！また、高額なものにも注意してください。

　一度冷静な目線で考えてみることがとても大切です。もし何か疑問があれば、薬剤師やかかりつけの医師に相談してくださいね。

サプリメントグループ