嚥下(えんげ)障害??

 60代、男性。要介護5

 脳梗塞後遺症のある方で、急性胃潰瘍で入院、退院後、居宅療養訪問指導依頼を受け、3月~在宅訪問しています。退院処方は、すべて錠剤粉砕指示がありました。

 担当薬剤師が訪問し、色々な情報を集めてお薬管理をすすめていました。ある時、違う薬剤師が、いつもとは違うタイミングで訪問しました。その時、この男性は、口からサンドイッチをガブリと食べていました。他にも、ブロッコリーなどのゆで野菜も食べていました。

薬剤師は、「???」。錠剤粉砕しているので、てっきり嚥下障害はあるものと思い込んでいましたが、通常通り食べていることに気が付きました。手間をかけて、錠剤粉砕しなくても服薬可能なのではないか?

担当薬剤師と相談し、主治医に嚥下障害程度の再確認と再度ご本人への問診にて、錠剤のまま服薬できることになりました。

 このように、きちんと飲めているか?副作用はないか?保管状況は?など、薬のことにばかりに視点が行きがちですが、違う視点から生活状況を見直してみたり、訪問時間やタイミングがずれることで分かる大事な状況があることがあります。

在宅訪問ならではのエピソードではなかったかと思われます。

                                   あおぞら薬局

 

Date : 11/06/18 | Category : 在宅日誌 | Edit | ページのトップへ
HPN (在宅中心静脈栄養)の患者様に関わって

H22年12月~退院されたTFさん(90代)の訪問が始まりました。ここ数年、肺炎を起こし入退院を繰り返しておられ、経口摂取不可能となりTPNが開始されました。

 訪問は輸液の配合変化があることから2日毎にお伺いすることになりました。

 あおぞら薬局では、これまで週1回、調整・お届けするという事例はありましたが、2日おきの事例はなかったので勤務スケジュールなどの面でバタバタしました。

 2月に亡くなられたため短い期間ではありましたが、改めて家族介護の重要性、他職種との医療連携の重要性を強く感じました。

                                                                           あおぞら薬局

Date : 11/03/01 | Category : 在宅日誌 | Edit | ページのトップへ
切実な?奥様の願い

 90代の寝たきり患者様。問いかけに返事はありますが、意思疎通は困難な方です。毎週訪問しお薬カレンダーにおくすりをセット、残薬を整理し、奥様とお話をしています。

奥様は認知症があり、患者様ご本人の生活は主にヘルパーがみておられます。

奥様はある日、「いつも寝ているけどもっと起きて廊下でも歩いてくれたらな。歩く練習しないから困る」と言われていました。もう歩くことは困難ですし、座位も長くはとれないのですが・・・。

きっと、昔はまじめでよく働く方だったそうなので、元気なころの姿を思い出され、今の寝たきり状態の受け入れがなかなか出来なかったり、また寂しさがあるのだろうなと思い、お話を聞いています。

ショートステイに毎月入られますが、毎日顔を見に行かれるとのこと。とても仲の良いご夫婦です。

                                      あおぞら薬局

Date : 10/11/12 | Category : 在宅日誌 | Edit | ページのトップへ
すみれの在宅訪問活動

すみれ薬局では、現在10名の患者様の在宅訪問を

火曜日(毎週) 木曜日(隔週) の計 月6回 行っています。

 

移動には、車(すみれ号)が活躍しているのですが、

訪問件数や、その日の移動範囲によっては

自転車やバス※1・船※2で行くこともあります。

 

患者様の病態・生活・療養状況などを訪問時にすべて把握することは困難です。

そこで、診療所で行われる月1回の在宅会議に出席し、

医師・看護師・訪問看護師・ヘルパー・ケアマネージャー・事務の方々と

意見や情報の交換をしています。

多職種で様々な意見を出し合うので、いつもとは違った視点で

患者様を捉える事ができ、勉強になります。

 

今後も患者様の在宅での生活支援のために(服薬指導や薬剤管理以外にも)

薬剤師として、そしてチーム医療の一員として関わっていければいいなあと思います。

 

※1 大正区内は昼間でも市バスの本数が多く、とても便利です。

なので、訪問件数が少ない日(特に雨の日)には市バスを利用することがあります。

ちなみに、晴れたら自転車。

※2 大正区は海と川に囲まれた土地がら、「渡船場」が7か所あり、

渡し船は古くから親しまれています。

 

 

すみれ薬局

Date : 09/03/03 | Category : 在宅日誌 | Edit | ページのトップへ
褥(じょく)瘡(そう)のとりくみ

今回は、そよかぜ薬局から「(じょく)(そう)のとりくみ」について報告します。

以前から、訪問看護の看護師や、診療所の看護師からの(じょく)(そう)処置についての相談が時々ありましたが、実際に創を見ていないことや、教科書的な知識しかないため、なかなかよきアドバイスができず、申し訳なく思っていました。"(じょく)(そう)は実際にみてみないとわからない"ということになり、看護師の訪問時や往診時に合わせてみに行くことにしました。

最初は毎回、こちらから連絡しないと忘れられていることもありましたが、今では看護師から「○○時頃に行くので来てください」と連絡をくれるようになりました。訪問する薬剤師、看護師が決まっていないので、デジカメで写真を撮り、経過がわかるような報告書を作成しました。また、データを蓄積することで、次回に活かせたらいいなと思っています。

訪問看護と診療所との連携をとるために、毎回の報告書を写真もつけてそれぞれに送ることにしました。

現在2件の訪問をしています。一人当たり週2回訪問しています。二人が重なる日もあり、また午前中の忙しい時に行くこともあり、とても大変です。

良くなっていたのが急に悪くなった時は、"何が悪かったのか?""どうしたらいいか?"など、一喜一憂しています。手の硬直からできた創では、手が開かず処置ができないなど困難な事例もあります。でも最初の時の写真と比べ、改善していることが分かると、私たちがこれにかかわれたことがうれしくなります。

(じょく)(そう)で困っている患者さまはもっといます。実際にかかわれる患者さまは限られますが、今の方法をよりよいものにしていきたいと思っています。 ブログ.JPG

Date : 09/02/23 | Category : 在宅日誌 | Edit | ページのトップへ