ヒートショックにご用心!!

 ヒートショックとは、急激な温度変化によって身体が受ける影響のことです。温かい部屋から移動するとブルっと身震いすることがあるように、人は急激な温度の変化にさらされると血管を急激に伸縮させて血圧や脈拍の変動を起こします。これは体温を一定に保つために、人間の身体が反応したものです。この反応が脳血管障害や心筋梗塞などに繋がってしまいます。

 冬場の冷え込んだトイレ・洗面・浴室など、極端な温度差がある場所は注意が必要です。例えば、入浴によるヒートショックを防ぐには、脱衣所への暖房器具の設置・入浴の前に浴室全体を温めておく・気温が下がりきる前の時間帯に入浴をするなどがあります。

 何かとガマンする事の多い、「節電の冬」。しかし、65歳以上の高齢者・高血圧・糖尿病の人や動脈硬化などの人は、特に急激な体温の変化をできるだけ起こさないように上手に暖房器具を使いましょう。

Date : 12/02/01 | Category : 薬剤師一口メモ | Edit | ページのトップへ
肺炎球菌ワクチンについて

 肺炎は日本腎の死因第4位であり、肺炎による全死亡者の95%が65歳以上です(2008年厚生労働省より)。規則正しい生活をする事など日常の中で肺炎にならない様に予防することが大切な病気であり、予防のひとつにワクチン接種があります。

 肺炎を起こす原因菌は肺炎球菌によるものが多いため、大人の場合では肺炎球菌ワクチンを接種すると肺炎などの感染症の予防になります。また、肺炎のかかっても軽い症状ですむ効果が期待されます。接種してから免疫ができるまでおよそ3週間かかりますが、1回の接種で5年以上持続すると言われています。

 養護老人ホームや長期療養施設などに居住されている方、65歳以上の方、呼吸器疾患、糖尿病、慢性心不全の方などに勧められています。まだ接種されていない方は接種を考えてみてはいかがでしょうか?接種希望の際は医療機関へ予約をお願いいたします。(参考:淀協の診療所一般8000円 友の会会員7000円)

                     

Date : 11/11/16 | Category : 薬剤師一口メモ | Edit | ページのトップへ
ご存じですか?'緊急安全性情報"

 どのようなお薬にも副作用はありますが、まれに重大な副作用がでることがあります。そのようなお薬に関して緊急的な連絡を必要とする情報は、"緊急安全性情報"として厚生労働省の指示にもと製薬会社から医療機関に伝わります。

 最近のものでは、平成19年3月20日のインフルエンザ治療薬「タミフル」があります。「タミフル」では、服用した10代の患者さんに異常行動が相次いでみられ、'10歳以上の未成年者においては原則使用を控えること" '保護者は小児・未成年が一人にならないよう配慮する必要がある"等の緊急安全性情報が出されました。

 保険薬局では、長期(15日以上)処方でその時点で服用されているお薬に緊急安全性情報が入った場合に、お電話等でお知らせする長期情報提供料1というシステムがあります。保険によって異なりますが、1回に20~60円ほどかかります。ご希望の場合は、かかりつけ薬局でご相談ください。

                                     

Date : 11/10/21 | Category : 薬剤師一口メモ | Edit | ページのトップへ
尿酸値が高いらしいけど?
尿酸は食品に含まれるプリン体から作られるものが20%、あとの80%は体内で作られるエネルギーの燃えかすと遺伝子が分解されるときの老廃物です。血液検査で尿酸値が7.0㎎/㎗以上なら高尿酸血症と言われます。尿酸値が高ければ痛風になりやすいことはよく知られていますが、痛風発作が起きなければ、尿酸値は高いままでよいのでしょうか?
 最近、高尿酸血症は、高血圧・高脂血症・糖尿病・慢性腎臓病を合併しやすいことがわかってきましたので、次の①~③に思い当たる方は医師に相談されることをお勧めします。
 ①痛風発作を起こしたことがある。②発作はないが、尿酸値が8.0以上で腎障害、尿路結石、高血圧、狭心症、糖尿病などがある。③発作がなく尿酸値が9.0以上である。
 高尿酸血症治療薬には、尿酸合成をおさえるアロチーム、尿酸を体外に出しやすくするユリノームなどがあります。また、副作用として尿酸値を上げる薬もありますので、医師・薬剤師にご相談ください。
 日常生活では体重を減らし、アルコールとプリン体を多く含む食品(レバーなど)を控え、適度な有酸素運動を取り入れてください。

 

Date : 11/09/03 | Category : 薬剤師一口メモ | Edit | ページのトップへ
OTCちょっと待って!
一部の医薬品が医師の処方なく一般用医薬品(OTC)として購入できるようになってきています。病院に行かずに気軽に購入できるという利点がある反面、気をつけて頂きたい事も多くあります。
 例えば解熱・鎮痛剤として使われる「ロキソニンS」は先生に処方してもらった(医療用の)ロキペイン・ロキソプロフェンNa等と同じ成分であるので一緒に服用しないでください。また、抗菌剤等との飲み合わせにも注意が必要です。更に、胃の弱い方や解熱剤・風邪薬で喘息が悪化された事のあるアスピリン喘息と指摘された方等は服用を避けるべきお薬になります。
 前記の他にも、胸焼け・胃痛に使われる「ガスター10」は医療用のファモチジン等と同じ成分になります。名前は違っても同じ成分の医薬品である事があります。購入時にはお薬手帳やお薬の説明書を持って行きましょう。また、注意事項は薬によって異なりますので、薬剤師にご相談ください。
 症状にも重大な病気が隠れている可能性があるので、症状が続く場合などはOTCだけに頼らず、一度医師の診断を受けましょう。

 

Date : 11/08/02 | Category : 薬剤師一口メモ | Edit | ページのトップへ