秋の夜長をどう楽しむ?

「秋は夕暮れ。夕日の差して山の端いと近うなりたるに、からすの寝所へ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど飛び急ぐさへあはれなり。まいて雁などの連ねたるが、いと小さく見ゆるは、いとをかし。日入りはてて、風の音、虫のねなど、はたいふべきにあらず。 」

 

 枕草子からの抜粋です。秋の夜長は眼で見るものだけでなく、風の音、虫の音など、耳で楽しむ物もある。趣深いものですよね。

 

 最近マスコミで「睡眠導入剤の服用で認知症になる」と言うのを電車の広告で見ました。確かにフランスでの研究で、6年以上睡眠薬を服薬続けている患者さんを調べたところ、認知症にかかった人が、飲んでいない人の1.5倍であったとの報告があります。また最近では今までとは違った作用で不眠を和らげてくれる「オレキシン受容体拮抗薬(商品名:ベムソムラ)」、「メラトニン受容体作動薬(商品名:ロゼレム)」が発売されております。

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 秋の夜長、眠れない時は、たまにでも大昔の人々が楽しまれた趣を楽しんでみるのもいかがでしょうか?ただし、睡眠薬を飲んでの飲酒は副作用が出るので絶対にしないでください。

 

参考資料:
 枕草子 
 睡眠薬の認知症リスク 本当のところどれくらいある?
 (日経ナショナル ジオグラフィック社)

すずらん薬局 朝倉 章詔(健康の友2019年11月号)

Date : 2019年11月11日 16:06 |Category :薬剤師一口メモ |ページのトップへ

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