乾皮症の薬
秋から冬にかけての空気の乾燥、夏の冷房による乾燥等で肌が乾燥した状態を乾皮症といいます。高齢者では加齢に伴い保湿能力が低下しているので乾皮症の状態が起こりやすくなっています。腰まわりや太もも、すねによくみられ、痒みがあり、カサカサして粉をふいたような状態になります。掻くとますます痒みがまして、炎症性の湿疹に進行します。
日常生活では◎過剰な暖房を避け適度な湿度を保つ、
◎入浴時の石鹸の使いすぎやゴシゴシ洗いを避ける、
◎入浴後には保湿薬を使ってスキンケアをする等皮膚を乾燥から守る事が大切です。
皮膚の保湿のために使われるお薬にはワセリン、尿素製剤、ヘパリノイド製剤等があります。ワセリンは皮脂のように皮膜を作り水分の蒸散を防ぎます。尿素製剤・ヘパリノイド製剤は水分保持作用があり、角質層の水分保持に使われます。入浴で皮膚に水分が補給された後、皮膚が乾燥しないうちにこれらの保湿剤を塗ることが重要です。炎症性の湿疹になってしまった時には、炎症を抑えるため短期間の副腎皮質ステロイド外用剤の使用や、痒みが強い時には抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤などの痒み止め内服薬を使いますが、やはり痒みにまかせて掻かないことが大切です。
Date : 2007年1月 1日 06:24 |Category :薬剤師一口メモ |ページのトップへ

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